トラディショナル

成人式でイラっとする風景、
それは"振袖に毛皮の襟巻き"だ。
伝統的なスタイルは長い歴史の中で完成されているので、
保守的に着こなすのが最も美しく見える。
それぞれが特段の華やかさを放つ振袖と毛皮が、
最適な組み合わせになる訳が無い。
さらに高そうな物を足してみましたの発想に、
心の貧しさを感じてしまったりもする。
まあ、着ている本人たちは商業主義に汚された慣習に、
盲目的に従っているだけだろうから悪くないか。
まだ二十歳の子供だし!!
悪いのは生み出す力を失った着物業界だな。

昨年までは「着物に毛皮の襟巻きはカッコ悪いんだぜキャンペーン」を
私一人だけで実施していたのだが、
今年からは嫁も加わってくれた。
それでも二人じゃ全く足りない。
このブログを見た人が加わってくれればいいんだけど。

うちの子供らの成人式には鐚一文(びたいちもん)出さないつもりだよ。
もう二十歳の大人だし!!