オカメパニックの恐怖

オカメインコはその気の小ささから、夜中に何かの刺激でパニックを起こし易い。
海外では"Night frights（夜のおぞましい恐怖)"、
日本ではそのまま"オカメパニック"と呼ばれる。
パニックを起こすとケージに羽が挟まって怪我をしてしまうため、
オカメ飼いにとっては非常に頭の痛い問題だ。
すぐに駆けつけてパニックを鎮める対処しか手は無い。
うちのオカメは地震の刺激に非常に弱い。
昼間は震度3くらいでもへっちゃらなのだが、
夜中は人が感じない震度1でもパニックを起こしたりする。

3日前に起きたオカメパニックは初めての重傷になってしまった。
生え換わって伸びてきた新しい尾羽の根元がポッキリ折れてしまったのだ。
伸びきる前の羽には血管が通っているので、血がボトボトと…。
100gしかない小さい体からの出血なので相当びびった。
すぐに嫁と一緒に鳥の専門医がいる掛かり付けの病院へ。
羽は根元から抜くことで出血を止める事が出来るのだが、
皮膚直下の根元から折れてしまったため抜くことが出来ず、処置に苦労することに。
結局そのまま入院になってしまった。
数回にわたる傷口の処置と2本の止血剤の注射のおかげか、
翌日にはなんとか退院することが出来た。
2万9千円かかったけど…。
まぁ命が大事だし仕方ないっか!!

嫁と相談し、パニックを起こす夜だけオカメをアクリルのケージで寝かせることに。
4万円超の出費…。
これで羽がひっかかることを防止できる。
だからいいのだ!!

今回のことが無かったら一眼レフカメラと鳥がもう一羽飼えた、っていうのは禁句。

後ろに私が写ってたり。

父娘と書いて「おやこ」と読ませてみたり

思春期に差し掛かった12歳の娘、私と微妙な距離を取る。
会話も返事も少し余所余所しさを匂わせてみたり。
そのくせ自分の体調が少しでも悪いと、
ずっとまとわり付いて抱っこをねだったりもする。
調子良過ぎなんだよ、と思いつつ嬉しくてニヤけるけどね。
昨日はソファで体をくっつけて手を繋いで一緒にテレビを観たのに、
今日出掛けたら2メートルくらい離れたまま…。
「恥ずかしいの?」
「そんなことないけど別にいいじゃん」
よかねーよ!!
子供が自立する過程においてのありふれた行動であることは重々承知なのだが、
理性だけでは割り切れないこのもどかしさ。
中学生になったらさらに酷くなるのかな。
ああ、今から憂鬱。

夏休みの思い出

鳥と生活するようになって、泊りがけのお出かけは一切出来なくなった。
家族でもう一度ユニバーサルスタジオジャパンに行きたいと思っても、
実行に移さない前提の妄想で終わらせなければならない。
少し寂しいが、鳥達のためなら大して苦じゃないさ。
日帰りのお出かけならいくらでも出来るしね。

ってことで、夏休みの思い出作りに近場の池袋へ。
しょっちゅう来てるから思い出にならないか。
気分だけでもとテンションを上げたが、雨が降り出してきてすぐにイヤ～な感じ。
でも室内にいれば雨なんてへっちゃらなんだぜ!
サンシャイン60の展望台へゴー。
「天候により本日スカイデッキは休止しております」
屋上に出ないし問題無いさ。
入場チケットを買って高速エレベーターで耳キーンを体験して60階に到達。
360度パノラマは僕だけのモノ!!

のはずが、霞がひどくて景色が見えません!!
見通しがよい場所で1.5km先までがやっと。
展望台ですよ、ね?
私は海が…、海が見たかったのに…。
「あっちがお台場だよな」
虚しく方角の確認だけしてみる。
スカイデッキ云々より景色の見え具合の方が大事な情報じゃないか。
事前に教えてくれよ。
まぁ以前無かった真下観覧スペースが2箇所設置されていていたのは収穫かな。
地味に面白くてずっと真下見てたり。

近くしか見れない展望台とは、まるで尊い高僧の謎掛けのよう。
まさか心の目で見ろと???
悟りを開きかけたその時、私は見つけてしまった。

望遠鏡脇に刻まれたおやじ臭漂うネーミングを前に、
何故だろう私はデジカメのシャッターを切るしか出来なかった。


雨の日はくれぐれもサンシャインの展望台に登らないように。
でも、でっかいペアシートがたくさん設置されてたから、
カップルで来たなら安く楽しく過ごせるはず。
いつも空いてるからイチャイチャ出来るしね。

指でグリグリっと

ウロコを手に乗せて下から激写。
思った程イケメンに写らなかったなぁ。

外見からはフサフサの羽に隠れて全く分からないが、
下嘴の裏側、人で言うと首からアゴにかけての部分は内側に深くえぐれている。
指で触ると何故かぞぞっとした生理的な不安感を覚える。
娘も同じように「怖い」と言う。
なのに必ず触って確認してしまう自分がいる。
不思議だ。

オリンピック観戦中に付き、更新停滞中!

もしもーし

鳥は何気に汚し屋さん。
シードやペレット(餌)の殻や破片をあちこちに撒き散らすし、
羽繕いによって抜けた羽毛や体脂(白い粉)も一日で結構な量になる。
もちろん糞も。
よって毎日必ずケージの掃除をして衛生状態の管理をしなくてはならない。
その際、最も活躍するのがティッシュと掃除機だ。
元来捕食される立場である鳥にとって、臆病さは生きるために重要なこと。
当然掃除機の存在感と轟音はかなりのストレスになる。
しかし人と一緒に暮らしていく以上、これに慣れてもらわないと困る訳で。
オカメは生後すぐにお迎えしたので難無く適応。
動作中の掃除機に乗ったりするのも平気。
ウロコは１歳過ぎてからお迎えしたので掃除機を相当怖がった。
ちょっと動かしただけでもケージ内のハンモックの裏に隠れていた。
それが半年もすると…

この通りちゃんと適応。
動作中は少し警戒するけど、吸い込んじゃうと困るのでそれはそれで良し。

月

朝起きると娘に初潮が来ていた。
娘の対応は嫁に任せ、
私は寝起きでボケ～っとしながら下着とパジャマとシーツに付いた血を洗い落とした。
これから何十年も毎月この面倒なイベントと付き合うのかと思ったら、
娘がちょっと不憫に思えた。
それにしても夏休み中で良かった。
学校や出先、まして修学旅行中だったら大変だった。

「今夜は赤飯にする?それともジャムパンにする?」
何かを察して遠巻きにしている息子以外で家族会議。
もち米は美味いけど何故か豆はあんまり美味しくないと結論が出て赤飯は却下。
だったら好きなモノを食おうぜって流れで、
夕食は当人大好物のウニ丼に決定。
食べる部分は卵巣だし、関係無くは無いよね。
大喜びする娘。
一生に一度だし奮発しますとも。

今日一日、娘はいつもと変わらない様子だった。
思うところはあるんだろうけど、恥ずかしいのかな。
「ナプキン着けるのが難しかったらパパがやってあげるよ」
優しい一言を投げかけてみた。
「ん?大丈夫」
さらっと返事が返ってきた。
まぁ頑張れ。

2:50

ロッテのトッポのCMメロス編がオリンピックバージョンに変わっていた。
「がんばれニッポン!」のシーンが最後に加わっただけなのだが。
その程度でも、エガちゃんを贔屓とする私とってはご馳走だ。
早速嫁に伝える。
「うわー見たーい!!」
嫁もエガちゃんが大好き。
もっとエガちゃんの出演頻度が増えればいいのに。
そしたらテレビも一層面白くなるのになぁ。

死んじゃう!!

うちでは動物の側に専用の温度計を置いて、
適温になるよう常に監視している。
冬は各々にヒーターを置いて対処しているが、
夏はそれが出来ない。
我が家に一台しかないエアコンで調節するのみだ。
よって朝エアコンのスイッチを入れるタイミングは、
暑さに耐性がある鳥ではなくハムスターが基準になる。

ハムスター脇の温度計が28度を越えたとき、
「ハムちゃんが死んじゃう!!」
と言いながらエアコンのリモコンを操作するのが慣わしだ。

妖怪アンテナ

今年の夏はいつもと違う。
蝉の鳴き声が異様に少ないのだ。
今何かが起こっているのか、
それとも今年羽化するはずだった蝉が生まれた年、
つまり6年程前に何かが起こったのか。
う～ん、物価が上がり過ぎてるから何でもネガティブに考えちゃうね。
単に"いつもより少し静かな夏"でありますように。