2009/04/21

白書ん

少子化社会白書とは、
少子化社会対策基本法の規定により政府が毎年国会に提出する報告書だ。
現況と政府の取り組みがまとめられている。
例えば、平成21年版で晩婚非婚の解決として若者の結婚を持ち出すと、
男女のコミュニケーション力やライフデザインを支援する活動の必要性
を指摘したり。
バンバン子供を増やしたあの時代の若者は、
男女のコミュニケーション力があってライフデザインをしっかり描いていた、
って言いたいのだろうか。
恋愛を謳歌し、優れた生活設計をしていた、と?
想像しただけで笑ってしまう。
こんなものに毎年血税がつぎ込まれているのだ。

そもそも、国が「子供作れよ!」なんて強制するのは無理なのだ。
中国なんて「子供作んな!」って国家が必死に圧力をかけても人口が増えたし。
国力安定のために子供を増やしたいのなら、今やることは一つ。
それは子育てを放棄された子供を無条件でバンバン国が引き取ること、だ。

赤ちゃんポストやパンク状態にある児童相談所のニュースを見て、
みな思うところはあるだろう。
親の義務や責任を厳しく問いたい気持ちはもっともだ。
言い出しっぺの私だって釈然としない。
しかしここは良識ある大人の振りをして抑えて貰うことにする。
子育て放棄することへのペナルティを小さくすることで、
より多くの子供を保護できるはずだからだ。
どうしてもと言うなら、
実父母の戸籍に「産ませる機械」や「産む機械」と書込めばいいじゃない。

引き取った子供は厳しい基準をクリアした家族へ、
国が責任を持って里子に出す。
相当な人数になりそうだから、莫大な養育費が税負担になるだろう。
しかし気にしてはいけない。
建前上、子は社会の宝なんだから。
いらない道路の計画を全て破棄して予算を補填すれば十分なはずだ。
愛情ある里親に育てられれば、
子供は将来愛情のある親になりたいと願うのではないだろうか。
そしてこの連鎖が続いていって…、という甘い算段だ。
理想先行だが、「さっさと結婚してさっさと産め」と言われるよりは、ね。
駄目かね?

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