2009/02/04

本音の本音

「本音が言える」は、
メールの利点としてよく挙げられる。
私は本音を安易に言ってはいけないと思っているが、
世の流れは全く逆のようだ。
確かに正直であるのは大切なこと。
問題が起きた時、解決への一番の近道は素直に話すことだし。
しかし本音はそれとは少し意味合いが違うような…。
巧く説明できないモヤモヤを抱えていたところ、
+DMobileの”子供とケータイを考える”という記事に出会った。
東京大田区立大森第3中学校の大山教諭によると、
子供たちにパネルディスカッションをやらせた結果、
メールやチャットは相手の顔が見えないので、本音になりやすい。
しかし、直接面と向かって言えない本音は本来言うべきではない。
という結論に達したそうだ。
そうそうこれこれ!
私が言いたいのはこれなのだ。
中学生も捨てたもんじゃないね。
「メールだと本音が言える」は送信者だけがスッキリする利点であるのだ。
受信者の都合は全く考えられていない。
これからは「本音を言ってしまう」のはメールの欠点ということで。

0 件のコメント:

コメントを投稿